切除法タトゥー除去 切除法Amoureuses
タトゥー除去は近年非常に増加しています。
タトゥーは、色とサイズとデザインと入っている場所が様々です。このため、一つ一つのタトゥーに関して除去する方法も様々です。比較的、多くのタトゥー除去の方法として使える切除法があります。
切除によるタトゥー除去
1回の切除で取り除けるサイズは、タトゥーの入ってる場所により異なります。皮膚に余裕のある場所ほど1回で広い範囲の切除が可能です。
個人差が非常に大きいですが、腕や背中であれば最大幅3~5㎝が1回で切除できる標準的な長さになります。胸やおなかは比較的皮膚に余裕があり5㎝以上でも切除できる場合があります。指は5㎜くらいと場所によって1回で切除できる幅は異なります。
切除した後、皮膚を縫合し1本の線にします。
切除による出血はごくわずかです。切除範囲が広い場合は手術後に皮膚の下に血がたまることを防ぐためドレーンというチューブを挿入する場合があります。ドレーンを挿入した場合、2~3日後にドレーン抜去する必要があります。
抜糸は通常2週間後です。抜糸後は傷が肥厚性瘢痕になるのを防ぐため3か月間テープ保護をしていただきます。
切除によるタトゥー除去の適応
切除によるタトゥー除去は切除幅が3~5㎝以下のほとんどのタトゥーが適応となります。タトゥーの色は何色でも構いません。
タトゥーの場所もほとんど選びません。
これ以上のサイズのタトゥーの場合、複数回に分けて切除するか植皮法にするか検討する必要があります。
【想定されるリスクとその頻度】
- 通常の経過として問題なく、ほとんどの方が経験する症状
- 痛み、腫れ、内出血、皮膚の硬化
- 比較的稀だが、起こりえる症状
- 創部のケロイド化、皮膚の色素沈着、皮膚の知覚異常、凹凸、左右差、水腫、血腫、皮下膿瘍
- 大変稀だが起こりえる可能性
- 薬によるアナフィラキシーショック、不整脈